フランスは、古くから芸術の中心地として栄えてきました。中世の荘厳なゴシック建築から、ルネサンス、バロック、ロココ、印象派、そして現代アートまで、様々な芸術運動が生まれ、世界に大きな影響を与えてきました。そんな覚えにくいフランス美術の変遷についてまとめてみました。美術館に行った時の参考にしてください。
中世:ロマネスク建築
- サン・ドニ大聖堂
- ブルゴーニュ地方の修道院群
14世紀:ゴシック様式
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ミケランジェロ・ブオナローティ
17世紀:バロック美術
- 二コラ・プッサン
『アルカディアの牧人たち』 - クロード・ロラン
『シバの女王の乗船』
18世紀:ロココ美術
- ジャン・オノレ・フラゴナール
『ぶらんこ』 - アンジェリカ・カウフマン
- フランソワ・ブーシェ
『ポンパドゥール夫人』
18世紀中ごろから19世紀初頭:新古典主義
- ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル
『グランド・オダリスク(1814年)』
1770年ころから:ロマン主義
- ウジェーヌ・ドラクロワ
『民衆を導く自由の女神 (1830年)』
『キオス島の虐殺 (1822年)』
1840年ころから:写実主義
- ギュスターヴ・クールベ
『オルナンの埋葬 (1849年)』
『画家のアトリエ (1855年)』 - ジャン=フランソワ・ミレー
『落穂拾い (1857年)』
『晩鐘 (1862年)』 - カミーユ・コロー
『朝、ニンフの踊り (1850年)』
『モルトフォンテーヌの思い出 (1864年)』
1860年ころから:印象派
- カミーユ・ピサロ
『ポントワーズ近郊、エルミタージュ地区のコート・デ・パブ (1877年)』
『オペラ座通り テアトル・フランセ広場 (1898年)』 - エドゥアール・マネ
『草上の昼食 (1863年)』
『オランピア (1863年)』 - エドガー・ドガ
『バレエのレッスン (1874年)』
『踊り子 (1878年)』 - アルフレッド・シスレー
『雪の中のロワン川 (1878年)』
『セーヌ川とマルヌ川の合流点、モレ=シュル=ロワン (1880年)』 - ポール・セザンヌ
『サント=ヴィクトワール山 (1904年)』
『カード遊びをする人々 (1890年~1895年)』 - クロード・モネ
『印象・日の出 (1872年)』
『睡蓮 (1899年~1926年)』 - ピエール・オーギュスト・ルノワール
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 (1876年)』
『雨傘 (1886年)』 - ポール・ゴーギャン
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか (1897年~1898年)』
『黄色いキリスト (1889年)』 - ギュスターヴ・カイユボット
『パリ通り、雨の日 (1877年)』
『床削りの人々 (1875年)』
1870年ころから:象徴主義
- ギュスターヴ・モロー
『サロメ (1876年)』
『オイディプスとスフィンクス (1864年)』 - オディロン・ルドン
『花瓶の花 (1883年)』
『ヴィーナス誕生 (1904年)』
19世紀末:新印象派
- ジョルジュ・スーラ
『グランド・ジャット島の日曜日の午後 (1884年~1886年)』
『サーカス (1890年~1891年)』 - ポール・シニャック
『アンティーブの港 (1905年)』
20世紀初頭:フォーヴィスム
- ジョルジュ・ルオー
『キリストの顔(1933年)』 - ラウル・デュフィ
『電気の精(1937年)』 - アンドレ・ドラン
『夜の英国国会議事堂(1905年)』 - アンリ・マティス
『ダンス(1909年)』
『赤のハーモニー(1908年)』
20世紀初頭:キュビスム
- パブロ・ピカソ
『アヴィニョンの娘たち(1907年)』
『ゲルニカ(1937年)』 - ジョルジュ・ブラック
『ギター(1914年)』
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それでは、フランス美術についておたよりをお送りください。
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